やる気のない社員を動かす7つの視点
──多様性時代における人材マネジメントの鍵とは
企業にとって「社員のモチベーション低下」は、生産性や定着率に大きな影響を及ぼす重要課題です。
特に近年は、日本人社員だけでなく、外国人材を含む多様な人材構成の中で、個々のやる気や働く意欲をどう高めるかが問われています。
本記事では、現場での支援実績をもとに、社員の意欲を引き出す「7つの視点」をご紹介します。
1. なぜやる気がないのかを理解する
社員がやる気を失う理由は、目に見えにくいケースがほとんどです。
- 仕事の意義が見えない
- 評価されていないと感じる
- 人間関係や言語・文化の壁(特に外国籍社員)
- 健康や家庭の悩み
まずは「責める」のではなく、丁寧に“聴く”ことから始める姿勢が信頼関係と変化の第一歩になります。
2. 明確な目標設定とフィードバック
小さな成功体験を積ませ、こまめな承認と評価を行うことで、社員の成長意欲は育ちます。
これは外国籍社員にも共通しており、言語の壁を超えて伝わる“承認文化”の構築がカギです。
3. 裁量と信頼を与える
「任されている」という実感は、やる気と責任感を同時に生み出します。
特に、管理のしすぎは社員の主体性を奪います。
外国人材に対しても「細かく管理する」より「任せて見守る」姿勢が、長期的な定着につながります。
4. 成果を見える化する
努力と結果が結びついて見える環境は、モチベーションの基盤です。
多国籍メンバーがいる職場では、共通言語・数字・ビジュアルで成果を共有することで、文化や価値観の違いも乗り越えやすくなります。
5. チーム内での役割を再定義する
本人の得意分野や適性を再確認し、新しい役割を与えることは、やる気を再生させる効果的なアプローチです。
たとえば、外国人社員が同胞の教育係や多言語対応の窓口になることで、役割の自覚と定着が促されます。
6. 職場環境の改善
心理的安全性、柔軟な働き方、人間関係の調整など、働く“土壌”の整備が不可欠です。
外国人採用企業では、言語面の配慮や文化差に基づく誤解を防ぐ体制づくりが、やる気以前の前提として重要です。
7. 働く目的を再確認する
「なぜ働くのか」「この会社でどう成長したいのか」
この問いに向き合う時間を持つことは、外国人・日本人問わず有効です。
キャリア面談、資格支援制度、生活サポート──こうした支援があるだけで、「この会社にいたい」という感覚が生まれます。
外国人採用・多様性の時代だからこそ「個別対応」が求められる
すべての社員が同じモチベーションで動くわけではありません。
しかし、一人ひとりに合った働き方・関わり方を設計することで、やる気は再び動き出します。
私たちAXISソリューションでは、
- 外国人材の採用から
- 社内定着支援、
- 組織のモチベーション設計、
- DXツールによる環境改善まで
現場に寄り添ったサポートをご提供しています。
社員のやる気や職場の空気感でお悩みの企業様、ぜひお気軽にご相談ください。